怒りのパターンをEFTで手放す


こんにちは。みなさん

オーストラリアのロッド・シャーウィンが、怒りを扱ういくつかの具体的な手法を紹介してくれました。彼は「みなさんに、少し長いEFTのフレーズを提供します。これが私の怒りのパターンを変えるのに役だったように、皆さんにも役立つことを願っています」と言ってくれています。

愛を込めて ゲアリー


ロッド・シャーウィンによる

私達はすべて、怒りのパターンを持っています。怒りがまだ小さい時に表現する人もいます。また、恐れのあまり怒りを表現できず、コントロールしようと心の奥深くで戦い抑制してしまい、怒りを病気として経験してしまう人もいます。そして、ある人は(私を含みますが)、火山のように爆発させるまで怒りを抑制し、周囲の人は何が悪いのかというヒントさえ与えられていないので、結果としてみんなを驚かせてしまう人もいます。

まず、最後のパターンに焦点を絞りましょう。これなら、私の個人的な経験から話す事ができます。子どもの頃、私は“不機嫌屋”だと見なされていました。でも、もし私がこのレッテルを受け入れたら、私は私の行動をコントロールする責任を放棄してしまう事になります。私達は自身の感情の犠牲者ではないのです。すべての感情には、パターンがあります。もし私達がそれらを特定する事ができたら、私達が恐れているダメージを起こす前に、そのパターンを中断し、行動を変えることができるのです。それでは、どのようにして怒りのパターンは発達していくのでしょうか?

私は、ある晩、家族のみんなを驚かせてしまう怒りを爆発させてしまいました。しかし、それは表面的にそう見えるほど、瞬時的なものではなかったのです。その怒りは、その日の早くから私を悩ませていたある出来事をきっかけとして、その日全体に次第に沸き起こってきたものだったのです。しばらくすると、火は燃え上がりました。その時から私は、ちょっとした刺激で怒りを吐き出す理由を探していたのです。そして、私は更なる小さなことに引っかかり、バーベルでハエをたたくほどの全力で私の怒りを吐き出したのです。

もし私がわずかな怒りの下にある深いものを感じ、EFTを行っていたなら、爆発せずに、私の懸念を声にすることができていたかもしれません。

ここに私は、私に効いたようにあなたの怒りのパターンを変える助けとして、長いEFTのフレーズを提供します。私は、怒りのパターンに取り組むのに、この色々な部分を使って、少なくとも30分を費やしました。私が手首のポイントについて述べている事に注目をしてください。手首のポイントは、すべての指のポイントをタッピングする代わりとなり、手首の内側も一緒にタッピングすることを伴います。

初めに、怒りについてあなた自身がどのように感じているかを探る必要があります。フレーズを言いながら、EFTでタッピングを開始し、続けていきます。

空手チョップポイントで:

私はとても怒っているので、自分を受け入れる事ができない。私は自分に失望している。私は今より、マシであるべきだ。彼らを私の怒りの矛先にしていいはずがない。私は嫌な気分で、自分がしたことを恥じている。私は、このパターンを変えられるかがわからない。私は、自身の怒りをコントロールできないと感じている。私は、激怒したときに自分を受け入れられるかわからない。

頭頂で: この怒りは自分よりもパワフルだと感じる。

眉頭で:私はそれをコントロールできると思えない。

目の横で:私はどこかで、怒りがもたらす力の感覚を望んでいる

目の下:私はどこかで、とても恥ずかしく思っている。

鼻の下:怒りを抱いた時、自分自身を心から受け入れられない。

あご:怒った時の、みんなの表情を思い出す。

鎖骨:みんなのおびえた表情、私はみんなから怖がられたくはない。

腕の下:私は取り返しがつかないダメージを与えてしまったことをとても恐れている。自分がこの罪から自由になる価値があるのか分からない。

手首のポイント:私の中にこの怒りがあるとき、誰かに心から愛されるなんて信じられない。怒りがあると分かっている時に、自分自身を愛する事ができない。

あなたが自分自身について感じたり口にしたこと、どのように振舞ってきたかについて全てをカバーするタッピングのラウンドを2〜3回続けます。そして、怒りに関するパターンに取り組むためにEFTを使っていきます。

空手チョップ:

私は怒りをコントロールしていないと感じているけれど、怒りをコントロールするやり方を理解することを選びます。私の怒りのパターンは変わっていく。私は怒ることが癖になっているけれど、怒りを癒すために、私は怒りが大きくなる様子に意識を向けることを選ぶ。

頭頂:私が怒りを感じ始めたとき、まず体に何が起こるだろう?

眉頭:怒りを募らせているとき、自分自身に何と言っているだろう?

目の横:大きくなった怒りの炎を、体のどこで感じるだろうか?

目の下:私の怒りにはたくさんのステップがあり、私はそこに注意を向け気づくことができる。

鼻の下:怒りが募っていることを教えてくれる、一番最初のきっかけ事は何だろう?

顎のポイント:怒りの徴候に気づいたとき、その気持ちに取り組むために EFT を行い、頭の中の会話をストップすることを自分に許します。

鎖骨ポイント: 怒りのパターンに気くことで、それを克服する力を得る。

腕の下:怒りが爆発するまでに起こる、いくつものステップ。私はその一つ一つに気づく事を選びます。

手首のポイント:このパターンは今まで無意識だったけど、私はそれを変えるために、今、それに気づこうとしている。

あなたの怒りが作りあげられる仕組みを知る事は、誰も予期していないパンパンに膨らんだ怒りの爆発の謎を解明する助けとなります。そうすると、あなたは、怒りの引き金を引いているものに気づき、それぞれの引き金を取り除く能力を得る事になるのです。多分、それは声のトーンだったり、あなたが怒りはじめるときに目に入る情景かもしれません。 では、その引き金についていくつかタッピングをしてみましょう。

空手チョップ:

私は彼らの皮肉に満ちた声のトーンに侮辱されたように思った。私は、彼らの声のトーンに侮辱され、なめられたと思った。それは私を子どものように見くびった態度で話しているように感じさせた。私は今、大人なのだからそのように話されたくはない。

頭頂:子どものように見くびった態度で話されたと感じた。

眉頭:なめられたと思った。

目の横:あの声のトーンが私を怒らせる

目の下:私は、怒りの引き金となるすべての出来事を解消したい。

鼻の下:私はこの怒りの引き金を解消している。

顎ポイント:あの声のトーンが、私をまだ怒らせる

鎖骨:もう誰にも、あんな話し方はさせない

腕の下:私は怒ることなく、自分を主張したい。私は自分を表現できる、一人の大人である。

手首ポイント:この引き金を解消することで、自分をもっと受け入れ始める。

あなたの怒りに対する引き金が一つ以上あれば、あなたの怒りのパターンの原因となるそれぞれの引き金についてタッピングを続けてください。あなたが、起こったことに関してまだ恥、罪の意識、後悔を感じているなら、それをより解消するため最後のラウンドを行います。

空手チョップ:

私は激怒した事をまだ恥じているけれども、私は私自身を受け入れはじめます。私は自身が行った事を後悔し、過去に戻ってやり直したいと願っているけど、私は自分自身を受けいれることや、私がしてしまった人間としての過ちに対してオープンになります。私は、怒りのパターンを特定し、その引き金を除去することで、私の行動を改善するためにベストを尽くしています。

頭頂:起こったことに対して残っている恥ずかしい思い

眉頭:私が言ったこと、してしまったことについてまだ残っている後悔

目の横:私が起こした痛みに対して残っている悲しみ

目の下:この残っている恥ずかしさ、後悔、悲しみ

鼻の下:私は怒りのパターンに気づき、なるべく早く消し去る事を選びます。

顎のポイント:私は、行動を変えるためにベストを尽くすことで、自分を許す事を選びます。

鎖骨:私はタッピングの方法を知ることで、怒りのパターンを解消できる事が嬉しい。

腕の下:私は怒りの中にある力にアクセスし、それをより建設的な方法で表現することを学んでいます。

手首ポイント:私はどんなに小さな事であっても、自分の行動の改善に気づき、褒め称え、自分自身をより愛し、受け入れるようになります。

私達は、自身の感情を否定する事はできません。それは私達人間の一部だからです。しかし、私達は、そのパターンや引き金、そして感情を表現する方法を変えることができるのです。

ロッド・シャーウィン


翻訳:杉山 百合俊
監訳:山崎 直仁
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重要な注意:

EFT は臨床的にめざましい結果を生み出していますが、このテクニックはまだ実験段階であることを考慮しなければなりません。
ですから、EFT を使用するプラクティショナや一般の人々は、このテクニックを使用することについて自分自身で完全な責任をとらなければなりません。
さらに付け加えると、Gary Graig は医療に関する専門的な免許を持っていません。
彼は任命された牧師として、またパーソナルパフォーマンスコーチとしての立場からEFT を提供しています。
特定の感情的問題、または身体的問題に EFT を用いることについて、医療分野の専門家との話し合いを望まれる方は、http://www.emofree.com/ のプラクティショナ紹介ページをご覧ください。

そこには、公的な資格をもった、あるいは公的な資格を持たないEFT プラクティショナがリストアップされています。
 

EFT をお使いになる方は必要に応じて、資格のある医師に相談してください。