みなさん、こんにちは。
たいていの場合、中毒は対処すべき多くの感情的な原因があり、治すのに時間もかかり、その根っこを解き明かすにもコツが必要です。しかし、ときには嬉しい驚きに出くわすこともあり、禁断症状が少なかったり、あるいは全く現れずに消えてしまうこともあります。私もしばしば、このような体験をしたのですが、これはまさに喜ばしい瞬間です。たばこ中毒に関して、このような経験を提供してくれたバレリー・ホワイトリーに感謝します。彼女のメッセージの中に私の注釈も入れてあります。
編集者
バレリー・ホワイトリーの記事
親愛なるゲアリーへ
グレン・ターナーの『1つの驚き』という投稿を読んだ私は、あなたがこの経験をどう思うか知りたいと思い、初めてあなたにお手紙を書こうと思いました。
私はオーストラリア西部にあるアルミ精錬所の職業療養所で働いており、仕事の中でカウンセリングとボウエンセラピー(身体の治療法)のプロセスにEFTを使っています。
約半年前、35年間喫煙している職員の1人が禁煙できるよう助けを求めて来ました。数年間禁煙を試みたが成功しなかったようです。私は使用できる「伝統的な」方法について説明した後、タッピングセラピーについても簡単に説明しました。待っている人が列になっていたので、話し合いは非常に短いものでしたが、彼は「タッピングってやつをやってみる」と言ってくれました。しかし、この日は月曜日で、金曜日まで彼とのアポイントを取ることが出来ませんでした。
火曜日に、彼は私たちが話した後でたばこが必要なくなったというメッセージをくれました(実際に止めたのがいつかについては、話しませんでした)。彼とのアポイントメントの日が来た時、彼はたばこが必要なくなったことにとても興奮していて、私が彼に起こったことを確認するために質問する理由も理解出来ない様でした。
彼にはもう吸いたいという欲求が怒らなかったので、私はたばこを見せたり、たばこを吸っている場面を考えてもらうなどの方法を試しました。しかし、もはや欲求はなくなっており、彼は「もう僕はもう吸いたくないんだ。」「もう二度とたばこを吸うことなんて考えられない」といった言葉を繰り返しました。そこで、私が考えたていたことは、たばこを吸うことを連想したり、強い欲求を持つことの恐れがあるのではないかということでした。それから彼の鼻の下にたばこを持って行くと、彼はのけぞって「気持ち悪くなるんだ」と言いました。それでも、彼ににおいを嗅いでくれるようにお願いすると、彼はえずき始めたのです。私は困惑したし、たばこを吸いたい欲求がどこに行ってしまったのか確信がもてませんでした。私は「不安に取り組む」というアプローチではあまり成功したとは言えません。しかし、彼はこのセラピーを試みることで限界を大きく越えることができ、もはや他の「心理学ってやつ」にかかることもないでしょう。
私達はまた1週間後に会う約束をしました。一週間後、彼はいまだにたばこを吸っていなかったし欲求もありませんでした。今回、私は彼に、最初の週に何が起きたのかということを詳細に聞いてみました。結局わかったことは、カウンセリングの後に彼はテレビを見ながら額の中央部をタッピングし、繰り返して「たばこを吸う。たばこを吸う。たばこを吸う…」と言ったということでした(最初のカウンセリングの最中に、EFTを説明するために眉頭のポイントを少しタッピングしていたのです)。これにより、次のカウンセリングまでに彼は中毒に対処したようでした。たばこの匂いをかがせようとしたり、匂いを吸いこませようとする更なる試みは吐き気をもたらすだけだったのです。そして、タッピングの内容も「大丈夫、もう吸わない。」という言葉になりました。
私は彼に3ヶ月後に会いましたが、たばこは吸っておらず、「吸いたくなるような時はほとんどないし、眉の間を2、3回タッピングするだけで消えてしまうんだ。」と言っていました。私は再び、彼に7カ月ぶりに出会ったのですが、彼はいまだに非喫煙者でした。非常に興味深いことに、彼は個人的な問題でとてもストレスを感じていたのですが、「タッピングってやつ」がそれにも効果的だとはまったく思っていなかったのです!
Love and best wishes,
Valerie Whiteley