慢性的な痛みを解消する新しい治療法:感情を解消すると、痛みが解消される。


カリフォルニア州サンフランシスコ---繊維筋痛の画期的な新しい治療法が成功を収めている。それが画期的であるのは、慢性的疾患の根本にあると考えられる感情的・身体的トラウマに働きかけるからだ。国立衛生研究所(the National Institutes of Health)によると「多くの人々が、身体的、感情的ストレス、または、交通事故のようなトラウマ的な出来事をきっかけに繊維筋痛を発症している。」

EFTは、このようなトラウマや感情的な原因による慢性的な痛みを和らげる、自分でできる指圧治療である。薬を使用することなく、この病気の患者の多くは、EFTによって自ら痛みを和らげている。

EFTを生み出したスタンフォード大学でのエンジニアであるゲイリークレイグ氏は、ベトナム戦争の退役軍人たちのトラウマ的な記憶を解消することに協力した。クレイグは「EFTの過程で、退役軍人たちは、20数年ぶりに心から穏やかな気持ちになれた。副効用として彼らの多くは、感情的苦痛が和らぐとともに慢性の身体的苦痛も減少したり消えたりした。ほどなく我々は、EFTでリューマチ、腰痛、繊維筋痛でさえも治療に成功した。EFTを使用すると感情的、身体的苦痛が連動して和らぐ傾向にある。」と言う。

ベストセラー作家で自然健康提唱者である、ジョセフ・マーコラ博士は、自身の治療にEFTをつかっている。「私の繊維筋痛の経験では、その人の能力をしばしば奪う、一連の潜在的に身体のプロセスを破壊するような症状には、ほとんど常にいくつかの深刻な感情的トラウマが関連している」。マーコラ博士は、痛みのため3年間座ることができなかった繊維筋痛の女性にEFTをした。その結果、彼女は、数年ぶりに家族に会いに飛行機に乗ることができるようになった。

博士は続けて「数分間のEFTで彼女の苦痛を完全に、そして永遠に取り去ることができた。彼女の痛みのほとんどは、家族に会えない悲しみ、痛みの原因となった事故のストレスとトラウマが関連していました。そして、彼女は、自分をはねたトラック運転手への許しを必要としていました」。EFTは、悲しみや怒り、トラウマを中和し肉体的苦痛を取り除きました。

クレイグは、「私にとって、繊維筋痛や他の身体的疾患のほとんどは、解決されていない恐れ、トラウマ、拒絶、怒り、罪悪感、その他の感情的要因が身体的兆候、もしくは症状として現れたにすぎません。症状となってあらわれる。感情的な原因を解決すると、身体的症状は消えていきます」と説明します。

EFTは、感情的、肉体的疾患の治療に5000年もの間使われてきた鍼治療の現代版です。肉体的、感情的な出来事に集中している間、鍼の特定のツボを指先で優しくたたくのです。クレイグは「たいていの場合、この方法で繊維筋痛だけでなく、痛み止め、抗欝剤、鍼治療ですら治らなかった慢性的な痛みを取り除くことができます。また、EFT は線維筋痛患者の睡眠障害、倦怠感、頭のもやもや感を改善する助けとなっています」と述べています。

300-600万人のアメリカ人が繊維筋痛に悩まされ、その80-90%が女性であると予測されています。「ほとんどの繊維筋痛の患者は、彼らの症状の従来の高額な治療に何年も費やした後、EFTを学びます」とクレイグは説明します。「多くの人が痛みを和らげる方法を探し疲れ、希望を失いました。私の目標は、慢性的な痛みを患っている人々にとって、EFTが最後の切り札ではなく、最初に試される治療となることです。そのために、私は、EFTのウェブサイトからEFTのマニュアルが無料でダウンロードできるようにしています」。

クレイグの無料トレーニングマニュアルは、100万回を超える回数がダウンロードされており、他の資料も、毎月1万回ダウンロードされています。公式なEFTマニュアルは、ボランティアにより26言語に翻訳されています。

このEFTマニュアルは、だれでもすぐに実践できるよう基本を説明しています。ここから自由に無料でダウンロードできます。

http://www.emofree.com/downloadeftmanual.asp

日本語資料:http://eft-japan.com/free.html


翻訳:谷村 久美子
監訳:山崎 直仁
戻る
 

重要な注意:

EFT は臨床的にめざましい結果を生み出していますが、このテクニックはまだ実験段階であることを考慮しなければなりません。
ですから、EFT を使用するプラクティショナや一般の人々は、このテクニックを使用することについて自分自身で完全な責任をとらなければなりません。
さらに付け加えると、Gary Graig は医療に関する専門的な免許を持っていません。
彼は任命された牧師として、またパーソナルパフォーマンスコーチとしての立場からEFT を提供しています。
特定の感情的問題、または身体的問題に EFT を用いることについて、医療分野の専門家との話し合いを望まれる方は、http://www.emofree.com/ のプラクティショナ紹介ページをご覧ください。

そこには、公的な資格をもった、あるいは公的な資格を持たないEFT プラクティショナがリストアップされています。
 

EFT をお使いになる方は必要に応じて、資格のある医師に相談してください。