すべて自分だけで、PTSD(幼児期の虐待) を処理するには


こんにちは ゲアリー

私の名前は、リサ・ロジャーズで、セラピストではありません。私は、メンタルヘルスの分野でのトレーニングを受けていませんし、実は、高校もなんとか卒業したのです。大変な問題をかかえたごく普通の人間なのです。私は外傷後ストレス障害(PTSD) に悩みました。

12歳の時から、うつと不安を助けてもらおうと、数十人ものセラピストを訪れました。数年間のカウンセリングと処方された薬は、私に欲求不満を残し、援助にはなりませんでした。自分自身を薬で治療する努力をしながらも、欲求不満のせいで、麻薬とアルコールにおぼれました。

私がEFTを知ったとき、その時には、それが自分の人生をどれくらい変化させるのかという思いはありませんでした。それは、うまくいきすぎて真実ではないように思われました。今まで、他のどれも効かなかったし、これは自分自身でできることだったので、それをやってみることに決めました。失うものなど、何が残っているというのでしょうか? 毎日タップしました。トイレに入るたびにタップするのが私の儀式でした。そこは、プライバシーが守られ、自分が1日に数回そこに行くことも わかっていました。

私には取り組まなくては ならない多くの大きな問題がありましたが、1度に1つずつ焦点を当てることが役立つだろうと思います。私にとって 始めるのにもっとも良いのは、子供の時の性的虐待の問題だと思えました 。

子どもの頃 に、家族によって、感情的にも、身体的にも、性的にも、ひどい虐待を受けました。8歳の時に性的虐待が始まり、絶えることなく 4年間続きました。母に伝えても、信じてくれませんでした。このことで、私はこんなことを引き起こす何かを、どういうわけか自分がしたのだという消えることのない 恥と罪悪感を抱きました。家族は私を裏切り者のように扱いました。私は、自分を化け物 のように感じました。12歳で家を出て、何年間も路上生活をしました。14歳までにレベル4の薬物使用者となり、15歳で最初の子供を妊娠しました。

数年で、私の生活は台無しに なりました。孤独を感じ、誤解していました。自分が悪い人間だと思っていました。私は自分自身を憎み、世界を恨みました。

EFTを知ったとき、私は自暴自棄で、助けを求めて必死でした。無料のEFTマニュアルを注文し、そのやり方 を学びました。あまり深く掘り下げることは恐れていたので、最初に身体感覚だけについてタップしました。

私は、ヘッドライトに照らされたシカのように感じるけれども・・・

私の心臓が胸から飛び出すくらいドキドキしているけれども ・・・

私はだれかが飛び出してきて、私を怖がらせるような気するけれども・・・

私は集中できないけれども・・・

騒音は私の気分を害するけれども・・・

街の明かり は私の気分を害するけれども・・・

私はわけもなく、とても神経質であるけれども・・・

私は恐ろしくて、ただ、テレビを観ることしかできないけれど ・・・

私はこれらの夜の恐怖を感じ続けるけれども・・・

肉体的な症状に関しておよそ1ヶ月間毎日タッピングをした結果、EFTは本当に効果があるとわかりました。こうして、十分な自信と安全を感じたので、痛みに満ちた具体的な 否定的感情についてタッピングをし始めました。

私は、自分自身を憎むけれども・・・

私は、人間のクズだけれども・・・

私には何の価値もないと思うけれども・・・

私はその報いを受けたけれども ・・・

私はそれを受けるに値しなかったけれども・・・

報いを受けるべき子どもなんて、決しているはずはないけれど ・・・

私の親は私を愛してくれなかったけれども・・・

私の親は私を守ってくれなかったけれども・・・

私は言うべきではなかったけれども・・・

私はもっと早く言うべきだったが、あまりにもこわくて・・・

私は言ってしまって、そのことが 私の家族と私の人生を台なしにしたけれども・・・

私は忘れることができないけれども・・・

これらの記億が消えないけれども・・・

何年間もそれが続いて、まだ私をすごく傷つけているけれど ・・・

私は罪と恥を感じるけれども・・・

私は普通じゃない 感じがするけれども・・・

自分の一部がまだ、自分のせいだ と考えているけれども・・・

母は、私を信じなかったけれども・・・

誰もが私をうそつきだと思ったけれども・・・

そのせいで自分のからだを憎んだけれども・・・

児童福祉の人たちは知っていたのに、私を守ってくれなかったけれども・・・

母は知っていて、今でもそれを認めようとしないけれども・・・・

私はぜったいに、まともにはなれないだろうけど ・・・

頭に浮かんでくるものは 何でも、ただタッピングし続けました。そのとき、すぐにタップできなかったら、タップするためにそのことを書き留めたでしょう。私は本気だったのです 。さらに6ヶ月間規則正しくタップしました。いつも自分の進歩を1から10のスケールでチェックしました。

最初の数ヶ月間は、具体的な 虐待の記億については、あまりにも苦痛だったので、決してタップしなかったということをお知らせしておきます 。それらを再体験したくなかったので 、全体として虐待を取り巻く感情について、単にタップしました。ひとたび、とても長く抱いていた罪悪感と恥を捨て去ったら、特別な記億に取り組むことは 、より容易になりました。なぜなら、それは私の失敗ではないと論理的にわかったから です。というのはティアレス・トラウマテクニック、それは問題について現実的に考えることなく問題について想像することができるものですが、それを使うことを学んだからです。これは、私がしばしば使うすごい道具です。

EFTを知って1年以内で、私の生活は完全に変わりました。今や5年以上も薬物とアルコールから縁を切り、一度もパニックを経験していません。今では自分の人生と自分自身を愛しています。EFTは価値ある豊か な人間になる自由を与えてくれました。EFT によってうまくいったので、私は他の人を助けたいと思いました。今では私はEFTプラクティショナーとなり、感情解放テクニックによって自分の問題に打ち勝つ人々を助けています。

リサ・ロジャーズ


翻訳:稲垣 元文
監訳:山崎 直仁
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重要な注意:

EFT は臨床的にめざましい結果を生み出していますが、このテクニックはまだ実験段階であることを考慮しなければなりません。
ですから、EFT を使用するプラクティショナや一般の人々は、このテクニックを使用することについて自分自身で完全な責任をとらなければなりません。
さらに付け加えると、Gary Graig は医療に関する専門的な免許を持っていません。
彼は任命された牧師として、またパーソナルパフォーマンスコーチとしての立場からEFT を提供しています。
特定の感情的問題、または身体的問題に EFT を用いることについて、医療分野の専門家との話し合いを望まれる方は、http://www.emofree.com/ のプラクティショナ紹介ページをご覧ください。

そこには、公的な資格をもった、あるいは公的な資格を持たないEFT プラクティショナがリストアップされています。
 

EFT をお使いになる方は必要に応じて、資格のある医師に相談してください。