EFTリサーチ


感情が身体に影響を与える明らかな証し―血中の劇的な変化の例


 私たちの感情のありかたは、瞬時に、また劇的に身体にも影響を及ぼします。ここにレベッカ・マリーナさんからの証言をご紹介しましょう。下記のとおりレベッカさんは、意図的にあるひとつの強い感情から全く別の感情へと心を移し(感情を強化するためにEFTを利用)、それぞれの感情ごとに暗視野顕微鏡を使って写真を撮りました。写真もありますので、じっくりご覧になってみてください。

 ここに掲載されている写真は静止画像であるため、感情の変化に伴う血液細胞の劇的な動きや速度までは表していないことをご承知おきください。けれども、それらの動き方のようすは、文章によって詳しく報告されています。


レベッカ・マリーナさんからのご報告

ゲアリー様

 EFTを用いた生体内の血球に関する最新の研究結果をご報告します。

 今回、このような研究をやってみる気になったのは日本の研究者、江本勝氏の研究にとても感銘を受けたからです。江本氏は、さまざまな感情にさらされた水の氷結結晶を写真撮影し、それを出版しています。彼の研究には本当に驚かされるばかりで、皆さんもぜひ読んでみられることをお薦めします。「水からの伝言」(波動教育社, 1999年刊)

 本題に入ります。私たち(フェリーチ博士と私)は、江本氏の実験をまねしてみようとしていたのですが、水の氷結結晶は、見ようとする間もなく、暗視野顕微鏡の熱い光線下では溶けていってしまうという壁にぶつかりました。

 いいでしょう―私は科学者ではありません。まずは、これを認めないわけにはいきますまい。けれども、私は何でも先駆けてやるタイプであり、新しいことを実験してみることは大好きです。失敗を恐れていては何もできやしませんからね!

 そこで代替案を思いつきました。

 水の氷結結晶の実験はうまくいきませんでしたが、実はフェリーチ博士と私は、以前、EFTを用いた生体内の血球に関する実験をしてみたことがあったのです。血液の写真なら鮮明に撮れることはもう証明済みでした。

 その代替案とは、ある感情を、EFTを用いて私のエネルギーフィールドへ呼び込み、それは同時に体内へ、そして血中へも浸透します。私の感情が変わるたびにフェリーチ博士が私の血液を採取し、暗視野顕微鏡下でその血液標本を観察する、というものです。

 私はかつて、ネガティブな感情をわざと呼び覚ましたりすることなどありませんでしたが、今回ばかりは強い感情を自分の内に湧き出させることにしました。そこで、何であれ呼び覚ます感情は強力なものにするぞ、という強い意志をもってEFTを活用したのです。

 まず実験を始める前に、フェリーチ博士に平常時の私の血液を採取しておいてほしいと頼みました。しかし、うっかり私は昼食に避けるべき二種類のものを食べてしまっていたので、血中にレクチン(訳注:凝集作用を持つ物質)が形成され、赤血球が見るも無残にべったりくっつき合うというありさまになっていました!私の血液型はB+で、鶏肉やアボカドは避けなければならない食品なのです(つまり、実験の前にEFTでこれらのアレルゲンを除去しておかなければなりませんでした)。そこで私は、EFTでトントンして、血液を正常な状態に戻し、感情による変化を正確に読み取れるようにしておくことにしました。これはすでに二度やったことがあるので、私にとってはお茶の子さいさいなことです! 以下にお見せしているのが、暗視野顕微鏡による血球の、EFTをするビフォー&アフターの写真です。凝集していた血球の群れが、瞬時に軽やかにになり、自由に動き出した驚くべき変化にご注目ください。

 このようにしてEFTで私の血液を正常に戻すと、いよいよ実験開始です。

 まずは、悲しみのエネルギーを呼び起こすことにしました。トントンしながら、悲しいできごとをたくさん思い浮かべてみました。あまりにも激しい悲しみの情動に揺さぶられ、実際に泣きだしてしまったほどです。すぐさまフェリーチ博士に、一秒たりとも無駄にすることなく、その瞬間の血液を採取してもらいました。ご存知のとおり、EFTの効果は瞬時に出ます! これがその時の写真です。

 暗視野顕微鏡で血液を見ると、血液標本はまさに生きており、動いています。それをご理解ください。フェリーチ博士はこのような血液標本の動きは数えきれないほど見ています。でも、今回の標本のように悲しみのエネルギーを伴った動きを見たのは初めてとのことでした。

 皆さんは、血球はゆっくり静かに動いているものだと思っておられるかもしれませんが、それは違います! 血液細胞は大変敏速な動きを示します(写真のようにバラバラに見えるのはそのためです)。特にこのような悲しみにさらされた時などでは、平常時の血液標本に比べ、数多くの白血球の動きがダントツで優勢になっています。さらに、赤血球の多くが涙のしずくの形に変わったというのも非常にめずらしいことでした。なぜそうなるのかは科学的に恐らく解明できるのでしょうが、私にはわかりません。わかっているのは、私は確かに顕微鏡に接続されたコンピューター画面に映し出されたものをこの目で見たのだ、ということです。

 次は、またEFTを使って愛のエネルギーを呼び覚まし、それを体内へ、そして血中へと送りこみました。すると、顕微鏡を通して映し出された今度の血液細胞は、みんなおだやかで美しい動きになっていました。細胞の形は普通ですが、血液中にキラキラと光る物質がちらほらと見えるのにお気づきでしょう。

 愛を呼び覚ますEFTをトントンしている間も、悲しみの血液標本はそのまま置きっぱなしにしてあったのでコンピューター画面に映っていました。すると、おもしろいことに、その悲しみの血液も変化し始めたのです。血液は私たちの身体から分離されてもなお、元の本人とつながっているのです。

 三回目は、恐れのエネルギーを血中に送りこみました(上の写真をご覧ください)。ものすごく怖かった時のことを思い出し、EFTでさらに強化させ、本当に身震いするまでになりました。上に愛と恐れの感情の血液標本の写真を並べて置きました。愛のほうは、細胞どうしがいかに寄り添い合っているかがわかるのに対し、恐れのほうは逆に細胞どうしが距離を置いているように見えることがわかると思います。

 今回私は、意図的にこれらの感情を呼び覚ましたのだということを今一度確認してください。

 恐れのエネルギーの標本を見てみると、細胞はまるで気でも狂わんばかりの勢いで動き回っていました。それは悲しみのエネルギーを持った標本よりも激しい動きでした。また白血球数も、他の感情の血液標本よりもずば抜けて多くなっていました。私はこれを、身体が脅威を感じるとその感知した危機と闘うために兵士が送り込まれるのだと解釈しました。血液は本当に荒れ狂ったように動きまわっていましたが、興味深いことにすぐに停止状態になりました。恐らく、アドレナリン反応で活発になったものの、急速にガス欠状態に陥ったものと思われます。

(次へ読み進む前にご理解いただきたいのですが、私は特に何らかの信仰を持っているわけでも、また宗教を信奉しているわけでもありません。以下は単に私の個人的な経験です。)

 私は、自分の血液細胞たちがかわいそうになり、なだめてやるためには何か強力なツールが必要だと感じました。そこで、自分の信念体系の中から奥の手を使うことにしました。「聖なる母」のエネルギーです! ここでいう「聖なる母」とは、私個人の信念体系の中にある「聖なる女性エネルギー」のことで、天あるいは神の養育的な、母親的部分を担うものです。「聖なる母」のエネルギーは、多くの宗教においてもそれぞれの神から伝えられるもので、まさしく私たちの養育する力を司る部分にあたります。何も皆さんにこれをそのまま信じなさいと申しているのではなく、実験の効果を明確にするために私の個人的な見解を述べているにすぎません。別にイエス・キリストであっても(実際、祈りましたが)、聖なるスピリット、あるいは仏陀の力を求めることもできるのです。要するに、私が「聖なる」と感じたエネルギーで私の身体を、そして血中を満たしたわけです。

「聖なる母」のエネルギーで身体を満たしてもらったら、もう身体じゅうでそのエネルギーの波を感じました。このことを皆さんにもわかっていただきたいのです。あまりにも慈愛にあふれ、尊い感情だったため、純粋な喜びで涙にむせかえったほどです。

 そして、その時の血液標本を顕微鏡の下に置き、コンピューター画面を見てみると、あたり一面、完璧な静寂に包まれました。ピンの落ちる音さえ聞こえたことでしょう。

 それは、それまでのどの標本とも大きく違うものでした。血液の液体部分はきれいに澄んでおり、細胞の動きもとても穏やかで、みんな安らかにたゆたっているのでした。そして、無数の白い、というか白以上に輝くキラキラとした物質が、細胞間にちりばめられていました。これらの白血球は、中心部が白く輝き、ぴくっ、ぴくっと動いていて、あたかもひとつひとつが小さな心臓として拍動を打っているかのように見えました!

 それはあたかも異世界をのぞきこんでいるかのようでした。

 私も専門家であるフェリーチ博士も、また(写真撮影をしてくれた)娘も、みんな標本に目が釘づけになっていました。標本をコンピューター画面で見るかぎり、細胞は生きているのです。間もなく、他の血液標本は、動きが鈍くなってきましたが、聖なる母のエネルギーを感じとった標本だけは違いました。もうひとつ起きた興味深いことは、コンピューター画面からはっきり見てとれたのですが、一部の赤血球はなんとハート形になってきた、ということです。ふたつの細胞が重なりあってそう見えたのではなく、ひとつの細胞がハート形に変形し始めたのです。この血液標本の異なる方向から撮ったこれらハート形の細胞の写真も二枚載せておきます。(訳者注:このハート形の細胞の写真は掲載されていないようです。)


まとめです。この実験で私が証明したものは何でしょうか?

  • EFTは、いかなる感情をも強化することができ、その効果はすばやく身体にも影響が出る。
  • ネガティブな感情であってもEFTを使って、意識的に強めることができる。
  • 感情は、それぞれその種類によって血液に多大なる影響を与える。
  • さまざまな感情をEFTを利用して意図的に変化させることができる。
  • この実験で明らかになったことで、私にとって大いなる驚きだったのは、「聖なる」エネルギーは、血液内にも満たされうるのであり、したがって、これはあらゆる場面で利用できるということである。EFTをこのように使って、誰もが生まれつき持っている「聖なる」部分を拡大させることができると思う。

 これで私の疑問がすべて解けたわけではありませんが、これからも私たちみんなの助けとなるような、そしてひらめきを与えるような実験を続けていきたいと思っています。

愛をこめて

レベッカ・マリーナより


翻訳:鈴木 美江
監訳:山崎 直仁
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重要な注意:

EFT は臨床的にめざましい結果を生み出していますが、このテクニックはまだ実験段階であることを考慮しなければなりません。
ですから、EFT を使用するプラクティショナや一般の人々は、このテクニックを使用することについて自分自身で完全な責任をとらなければなりません。
さらに付け加えると、Gary Graig は医療に関する専門的な免許を持っていません。
彼は任命された牧師として、またパーソナルパフォーマンスコーチとしての立場からEFT を提供しています。
特定の感情的問題、または身体的問題に EFT を用いることについて、医療分野の専門家との話し合いを望まれる方は、http://www.emofree.com/ のプラクティショナ紹介ページをご覧ください。

そこには、公的な資格をもった、あるいは公的な資格を持たないEFT プラクティショナがリストアップされています。
 

EFT をお使いになる方は必要に応じて、資格のある医師に相談してください。